今年も昨年に引き続き、花粉とコロナの両方の対策が必要な特別な季節となりました。 

今年は特に花粉の飛散量が昨年の1.8倍と多くなる見通しのため、よりしっかりとした対策が必要です。 

まずは、花粉症と新型コロナウイルスの症状の見分け方について、ご紹介いたします。 

最初に“発熱”があるかどうかを確認します。 

花粉症はそこまで発熱をしないため、“37.5度以上”の発熱があった場合は、新型コロナウイルスが疑われます。 

次に“鼻づまり”があるかどうかです。花粉症は鼻づまりになって嗅覚や味覚を感じにくくなることはありますが、鼻づまりがないのに嗅覚や味覚に異常があれば新型コロナウイルスが疑われます。 

また、花粉症では“目のかゆみ”も特徴的な症状ですが、どれも個人では判断が難しいため、少しでも不安を感じたら、かかりつけ医に相談するようにしましょう。

そして、今回は花粉対策の中でも、在宅勤務や外出自粛により自宅で過ごす時間が増えた人が多いと思いますので、「おうち花粉対策」をご紹介いたします。
一番のポイントは、“いきなりの掃除機がけはしない”ということです。花粉のたまった床や畳にいきなり掃除機をかけると、返って舞い上げてしまう可能性があるからです。 

そのため、まずは水拭きで花粉を取り除き、さっと乾拭きをしてから掃除機で仕上げるようにしましょう。 

また、絨毯やカーペットも同様に、まずは粘着クリーナーなどで花粉を取り除いてから、掃除機で仕上げるようにしましょう。 

次の「おうち花粉対策」としては、玄関や各部屋の窓など人の出入りや外気が入る場所はもちろん注意が必要ですが、部屋の隅などホコリの多い場所にも花粉はたまるため、この時期は特に部屋の隅々までお掃除するのが良いでしょう。

もう少し花粉のつらい時期は続きますが、これを過ぎれば暖かく過ごしやい季節となり、そして新型コロナウイルスも落ち着ていることを願って、乗り越えていきましょう。

◆参考文献◆
NHK首都圏ナビ
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20210203.html